第13回TAMAコミ/レポート
お世話になっております。イタリです。 先日の第13回TAMAコミにて、スペース「塩の魚」にお立ち寄りくださった方々、現地には来られなかったけれどSNS上で応援くださった方々に改めてお礼を申し上げます。
イベント半月前
なんか思いついた顔してる ―― 2026/9/15 18:22:08
なんでですか?
結局、思いついたものは実現できないままイベント当日を迎えることになった。 今回どうにもできなかったこれは、今後別の形で実現しようと思っている。お楽しみに。(これ関連)
イベント前日
新刊もないし上記の変なアイテムも間に合わなかったのが情けなくて悲しすぎて、せめて無配屋さんになろうと思い、無料配布のペーパーを印刷した。


なんの変哲もないインクジェット印刷の無配なのだが、二色刷りを再現するためにプリンターに2回通している。 2枚目の画像がデータ上で乗算効果で合成した画像なのだが、このまま印刷してもおそらく1枚目のようになると思う。しかし、あえて、二色刷りの雰囲気を出すために2回通している。友人に「やばい」って言われたけどなにもやばくないだろと思っている。

こちらも同様の方法で印刷した、名刺サイズのカードである。 去年11月にいろいろあってエレキベースを譲り受けて以降、時々弾いている。今年の1月には自分でベースを買った。 時間が経つにつれ絶対に忘れるであろう初心を記録しておこうと、1年という節目を前にしてようやく文章にまとめた。しかし、自分を知っている人が読まないと面白くない+恥ずかしいからリアルの知り合いに読まれたくないという矛盾の塊であり、大々的に宣伝するつもりはない。 ただ、同じイベント内でおともだちの山川さんがギターのエッセイの新刊(『中間報告!』)を出されていたので、この機会にチラ見せすることにした。作中イラストのパロディをしつつ、ついでに宣伝もした。 まあぜんぜん貰っていかれなかったが、それは逆に良かったかもしれない……(やっぱ恥ずかしいので)
イベント当日
暇すぎて自創作の考察をしていた。驚くほどのんびりしていた。ていうか新刊がないしここ最近のイベントで出した新作みたいなのもなかったので、やる気が全然なかった。やる気が全然なくてすみません。
忘れないうちに反省点をあげておく。
たぬきも良いけどSFもやってほしい:たぬきが「まだ」自分の好きなジャンルの話に突入していないため、「これが自分の創作です!!!!!」と胸を張れない
PHÉNOMÈTREも同様:宇宙の話なんですけどまだそこに突入してなくて……あと分かりづらいまま進めるって決めたのはいいけど分かりづらいもんは分かりづらいので売りづらい……
無配はポスターでよい、あと無配が無配と分かりづらい:これは役割とレイアウトを失敗した。ベース始めましたカードは手に取って保存しておくような内容ではないため、ポスターなどで良かった。A4のほうの無配はカラーだしフリーペーパーって表示がないから無配だと分かりづらいし、文章がすくないから読み物としてのお得感がない。Twitterでええやんけ。
やる気が…出ない……やる気がないならイベントに参加するだけ費用が無駄……アア……
たぶん年単位でやる気が出てない。やる気が出なくてしんどい、しんどくてなにも手につかないという負のループ。新刊出るまでイベントは休もうかなと思ったのだった。
それはそれとして
通りがかった二人組が、見本誌を見ていいか尋ねてきた。もちろん、と答えると、二人で一冊の見本誌を覗き込んで、絵を指さし、「エッめっちゃいい……」「この人好き……」と話す。 他の見本誌も見た後、一人が「買っちゃおうかな…」とつぶやいて、最初に二人で熱心に見ていた本(『額出し大図鑑』)を買ってくれた。渡した後またパラパラとページをめくって見て、手に持ったまま人の流れの中へ消えていった。
「今日の目標が達成できたな」と思ったので、わたしはスペースを離れて昼飯を食べることにした。おそらくわたしより若い人だったと思うが、そういう人にときめくものを届けられるというのは本当にうれしいことだ。自分のファンが増えることがうれしいのではなくて、ああいう風に、自分の好きなものを表現したものを自分の作品として発表できる場があって、それを知る人が増えることがうれしい。もちろん今回来た人は初めてイベントに参加したとかそういう事実はないのだが、例えばそういう可能性だってあるわけである。特にTAMAコミは、立地的にも価格的にも通りすがりの人も気軽に一般参加できる。
本の内容 (『額出し大図鑑』)についても、漫画などのストーリーや背景のあるものだけではなく、鑑賞を目的としたコレクション的な本があるのも良いことだと思った。自然発生する「知って理解すること」への重圧みたいなものがないことも良さである。作った側の自分としてはそんなに気にしなくていいことなのだが、ストーリーや意図を「正しく」考察しなければならない、みたいな空気を時々感じることがある。「わからない」ことは間違っていて、恥じるべきことだ、のような……
自分は「なんだかわからんが楽しい」ものが好きらしい。わたしはSFが好きだが、科学や宇宙については全くわからないし、正しい知識なんかない。でも、全く知らないカッコイイ専門用語とか、原理はまったく分からないがなんかカッコイイ巨大な機械とか、訳の分からない時空間SFとか、そういうのが好きなのである。考察しようとしても間違うだけだが、これを「わからない」まま楽しむことはできる。もちろん、そこには深いテーマがあったりして、正しい考察を得ていくことも楽しいが、それもまた自分が楽しいから好きなのであって、自然発生した重圧や他人による強制によってでは得られない。 考察を他人に押し付けたりしない限りには、どう楽しんでも良いのではないか……自分の楽しみ方がある上で、他人の考えを知ることが一番健康的ではないのか……などと考えている。
脱線した。 昼飯は友人と一緒に食べたのだが、会話の中で「サークル数はとても多いが、一般参加者は前回よりも少ないように思える」という話を聞いた。たしかに、スペースの配置場所によって違ったかもしれないが、前回に比べると人の流れが穏やかだったように思える。別の一次創作系イベントと開催日が重なっていたことも原因と思えるが、今回のイベントのサークル数が増えたために、一般参加者がそのぶん減ったのではないか? という仮説も浮上した。実際の一般参加者数は知る由もないのだが……
イベント後
イベント終了後、前述の山川夜高さん、さわらぎさわらさんと晩御飯をご一緒させてもらった。クラフトビール屋さんだったがアルコールは飲まなかった。揚げ物おいしい。 その場でも、今回は一般参加者が少なかったのではないかという話題を出した。やはり場所によって違ったようで、さわらぎさんのスペースが配置された側では人が少ない印象はなかったそうだ。 山川さんからは「プレイヤー(サークル参加者)のみでは裾野は広がらない」という話があった。裾野が広がらないことでイベント自体に何が起こるのか、というところまでは想像がつかなかったが、感覚としてあまりよろしくないことはわかる。「自分の好きなものを表現したものを自分の作品として発表できる場があって、それを知る人」が増えないということであり、イベントが縮小していくということではないか。イベントの規模が拡大することだけが成功の証ではないが、縮小していって金銭の面で苦しくなればなるほど通りすがりの知らない人にイベントに来てもらうような余裕も失われていくのではないか……と、ぼんやり思った。
その他、音ゲーの話や16弦ギターの話、印刷物の話をして盛り上がった。イベントに参加するといつも思うが、こうやってフォロワーと会って話ができる場があるのは本当にいいことだなと思う。イベント後の打ち上げだけではなく、イベント中でも同様である。最近は一次創作をする人が集まるSNSを主に使用していて、コミティアやTAMAコミで会うフォロワーはほとんど皆オリジナル作品を作る人たちである。わたしたちは同じコミュニティにいて、同じことをしているように思えるが、テーマや扱っているメディアも異なり、物事に関する考え方や視点も(単純に自分があんまり考えてないからというのもあるが)自分のものとは違ったりする。 打ち上げの帰り道の途中、さわらぎさんと展示会の話をした。さわらぎさんはカワイイ鳥ちゃんのイラスト(Instagram)を描かれるイラストレーターで、きっと展示も映えるだろうなと感じていたので、個展の経験があるのかと勝手に思っていた。聞けば、「過去にやろうと思ったが、踏みとどまった」とのことだった。理由についても聞いたが、これが自分にとっては新しい視点で、今後何かの個展を鑑賞する機会があったら、以前よりも確実に解像度が上がりそうだと思うほどだった。 相手にとっては当たり前の考え方だったのかもしれないが、自分とっては貴重な知見になった。きっと逆の場合もあるのだろうなと想像する。自分の考えは未熟で間違いだらけだろうと思い、あまり積極的に表に出さないが、(相手や環境が信用できるときは)少し共有してもいいのかもしれない。未熟な考え方は未熟のうちにしかできない。
まとめ
TAMAコミのレポートにしてはTAMAコミの話してないな
次回のイベント参加予定は未定です。新刊出そうだったらCOMITIAに出ると思います。
宣伝

発行のお知らせ全然してなくてすみません。『印刷のつぶ』名刺紹介号の発行のお知らせです。 「印刷部」というDiscordサーバー上のコミュニティで有志を募り、自分の名刺を紹介してもらいました。A4サイズ/両面(短辺綴じ)で印刷すると冊子型になります。 再発行はしないので、ぜひこの機会にご出力ください。2026年10月31日くらいまで。
セブンイレブン:15508773 ファミリーマートなど:7B9TUQWMMP 白黒/A4サイズ/両面(短辺綴じ)/4枚×両面印刷/160円




コメント