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第11回TAMAコミ/レポート

  • 執筆者の写真: Itari
    Itari
  • 9月22日
  • 読了時間: 8分

 お世話になっております。イタリです。  9月21日の第11回TAMAコミにて、サークル「塩の魚」のスペースにおいでくださったすべての方に感謝を申し上げます。


通販について

 レポートの前に、新刊『同人誌を買いに 2』の通販についてのお知らせです。

 前巻である『同人誌を買いに 1』の増刷分まで品切れとなったため(ありがとうございます)、その増刷が届く来月頭ごろに通販再開・新刊の通販開始としたいと思います。  通販をご利用の方にはお待ちいただくことになってしまいますが、何卒ご了承くださいませ。


当日レポート

一週間前まで

 ぐぁぐぁ  Yellow Masic Orchestraのイエローって、プラスチックダックの色ですね。

 なんと、一週間(10日)前にして新刊入稿済みだったわたしは、急にハマったテクノを聴きながら、フォロワーに勧められたアヒルちゃんゲームを日付が変わるまでやるという生活を送っていた。なにしてるんですか?

ラバーダックやりたいという気持ちだけで原稿を進めています ――  2025/9/7 18:59:21

 このようにして余裕をぶっこいていたわたしだったが、後回しにし続けていたお品書きが出来上がったのは9月17日(水)の23時。そして何を思ったかこれをポスターにしたいという欲求に駆られ、1日納期で注文・入稿したのが0時42分だった。こんなスケジュールで印刷物を作ってもらうなんて普通ではない。二度とこんなことにならないように気を引き締めていきたい。グラフィックさんありがとう……

 イベント前日は諸事情により凹んでいた。イベント前日に凹むんじゃない。結果的に、イベント当日に向けてパワーを温存でき、やたらに元気だったため良かったとも言えるが……


当日・朝

 オナカ・イターイ。こんなの会場までたどりつけないよ~

 会場には無事到着。空気は涼しかったが、やはり陽が当たると暑かった。イベント数日前から涼しかったのに、当日は30度くらいだったため、ちょっと悔しかった(暑がり)。そういえば、会場内は半袖のシャツで(何も気にならないほど)ちょうどよかった。

 今回はおそらくTAMAコミ最大規模のスペース数(456スペース+企業20スペース)とみられ、会場の机の配置は中央の企業・休憩スペースで分かれて片側4列・片側5列の島が形成されていた。ボドゲガレージとの併催時、ボドゲガレージの島が試遊卓によって2列に分けられていたことはあったが(第9回TAMAコミ)、TAMAコミのみでこうして列が分かれたのは初めてかと思われる。中央に本部や企業スペースがあるのはコミティアの配置を思い出させた。


当日・昼

 12時の1分前頃にイベント開始。開場と同時に「走らないでください」という運営の声が聞こえ、ここでもコミティアを思い出した。

 お隣のスペースの方と、会場の東京たま未来メッセの位置のちょうどよさや西東京について話したりしつつ、スペースに来てくださった方に対応した。前回のイベント参加から半年近く経っていたので、その間にインターネットで知り合った方と初めてお話する場面が多かった。

 以下に特に印象的だった言葉をピックアップしていく(もちろん、頂いたお言葉全てが印象的で、お話することがなくとも、サークルに来てもらうこと、本を手に取ってもらうこと、サンプルを見てもらうこと、すべてがありがたいことは言うまでもない)。


  • 「サークルカットの絵が好きだなと思って!」  まじでありがとうございます。わたしもサークルカットを見て、絵柄が好きでサークルに伺うことがあります。今回は漫画と同じ絵柄で描いてみましたが、このほうが実際に本を見たときの「なんか違う」みたいな事故が防げて良いのかなと思いました。初めてスペースに来ていただいた方のようでしたが、出していた本を全て一冊ずつ購入していただけました。メチャメチャありがとうございます……

  • 「新聞で~す(フリーペーパーとラバーダックの差し入れ)」 「ありがとうございま~す。え?」  今回はにゃんぷっぷーに店番をしてもらっていましたが、一緒にいたアヒルちゃんはアヒルちゃんのゲームをお勧めしてくれた山川夜高さんによる差し入れでした。「あっちのスペース(オ15)でもサングラスのネコとアヒルを見たんですけど…」というコメントを複数人からいただきました。局所的に流行っていました。

  • 「(名刺を指し)これこの漫画(PHÉNOMÈTRE)に出てくる金属の模様ですよね?」  PHÉNOMÈTREってわたしの妄想じゃなかったんですか?(本出てるが?)  自分以外の人からPHÉNOMÈTREとか思考金属の話が出てくると本当に心からびっくりしてしまいます、全く悪い意味ではなく、読んでいる人がいるという、客観的に見れば自然なことなのですが、描いてる本人からすると本当に驚くべきことなんです。大変ありがたいことです。

  • 「PHÉNOMÈTREの新刊まだですか」「待ってます」  たくさんいただいたコメントです。これについてはわたしも同じ気持ちです。いや、本当にそう思っています。PHÉNOMÈTREって時間系SFでもあるので、プロットがかなり複雑(文章を最初と終わりから同時に書き進めるような感じ)になることが想像され、つまり最初の巻と最後の巻が同時に出ないと本当は間違っているんですよね……急に何ですか? 最初の巻がすでに出ているのが結構進行に関わってきています。本当に変な本にしていいなら本当に変な本にします。  観念的な話はさておき、2月のコミティアには次巻が間に合うように頑張って進めていきます。うれしいお言葉をありがとうございます。

  • 「PHÉNOMÈTREのプッシュ&レビューも書いたんですから!!」  なんですって?  プッシュ&レビューというのは、COMITIAで頒布された本に対する個人のコメントや推しアピールのことです。コメントのあるものに関してはそれらの全てがインターネットに掲載されます。店番のことをほったらかしてティアズマガジン151のPush&Reviewを見に行きました。ありました。うれしいのでぜひご覧ください。 ティアズマガジン151 Push&Review全コメントより、『PHÉNOMÈTRE 01』へのコメント  ただ本当に申し訳ないのはわたしも話の詳細は分かっていません。なにをプロットとして描いてるんですか?

  • 「(某ミュージシャン)好きなんですか?」 「やっぱりバレますか?」


 しかし本当に、今回は書ききれないほどたくさんの会話をして、たくさんの買い物ができた。サークル数も多く、入場無料となったことで一般参加の人数も多かったようで、かなり盛況な印象だった。


当日・夕

 イベントも終わりに近づき、キャラデザコンテストの結果が発表される。近隣のスペースの方たちと一緒に首を後ろにひねりながら(映像が後ろに表示されていた)様子を見守った。拍手の音が大きかったのも、人の多さを感じさせた。

 今回は宅配搬出しようと思い、宅配搬出用の伝票を受け取ってスペースでのんびりしていた。ふとサークル参加者用の書類を見れば、なんと宅配搬出締め切り5分前だった。実際は書かれていた時間から15分くらい伸びていたが……(書類に書かれていた時間を勘違いしてたのかも)おかげで無事、中身がめちゃくちゃのキャリーバックをヤマトさんに託すことができた。いつもありがとう……クロネコ感謝の日……  ドタバタと片づけをしてしまったので、近隣のサークル参加者には大変ご迷惑をおかけして申し訳なかった。とはいえ、TAMAコミは相変わらず島の中が広いので、ドタバタ片付けながらも心に余裕を持てた。

第11回TAMAコミ、おつかれさま
第11回TAMAコミ、おつかれさま

当日・夜

 アヒルちゃんをくださった山川夜高さん(ひどい紹介)と、バンドものの漫画を描かれているとわなみさんと共にディナーをご一緒させてもらった。おいしいピザとレモネードを頂きながら、わたしが来年1月に某アーティストのライブでライブデビューを果たすということで、たくさんの知見も与えてくださった。

 ところで、お二方からはイベント中にとても超すてきなファンアートをポストカードでいただいていた。とわなみさんからは「お手紙を書いたので……」とイチゴ味のマドレーヌと共に黄緑色の封筒を、山川さんからは高尾のお土産とアヒルと共にポストカードを。  後者は透明のPP袋越しに丸見えだったため、もらってすぐ15度くらいの角度から見て悶絶していた。当人によるポストを掲載して自慢する。

 鍵さんが着るであろうシャツの柄を完全に理解しており、さすが印刷部員だと感動した。山川さんは存在の描き写しがうまく、この絵を見ると鍵さんの存在を心から信じられるような気さえする。それゆえに、拝見してからしばらく(家に帰って寝るまで)どこかに存在する鍵さんに思いを馳せていた。

 とわなみさんからいただいたポストカードは、ディナーの席で開封して5分くらいかけて封筒から取り出した。3分くらいかけてから見た。PHÉNOMÈTREのファンアートだった。PHÉNOMÈTREの………

[23時56分追記:こちらもポストしていただいたので自慢する。]


続きを待っているとのお言葉もいただき、より続編への気合が入った。とわなみさんの絵は見ても見ても見終わらないような、細部まで気が配られた素晴らしい絵である。

 ファンアートで悶えたり、最近読んだ本の話をしたり、プロットの作り方を教えてもらったりなど、楽しい時間を過ごした後帰宅。イベントは無事終了した。


今後の予定

 まず、11月のコミティアは一般で参加します。これは他にやることがあったり、次回参加する際はSFで申し込み、その際には新刊を持っていきたいためです。  次回は2月のコミティアになると思います。それまでにPHÉNOMÈTREの新刊を出せるように頑張ります。それでは。



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