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COMITIA151/通販のお知らせ+レポート

Itari

 お世話になっております。イタリです。

 昨日のCOMITIA151にて、サークル「塩の魚」へお立ち寄りくださったすべての方に感謝申し上げます。また、声をかけてくださったフォロワー諸氏をはじめとする方々に、一層の謝意を表します。


通販再開のお知らせ

レポートの前に通販再開・新刊の通販開始のお知らせです。

新刊『デコ出し大図鑑[別冊]No.01』の通販が開始しました。よろしければぜひご利用ください。



イベント一日レポート

一週間前まで

 名刺を新しくし、そのためにサイトを作成するなどはしたが、以降全てのやる気が出ず、以前に告知した通り既刊のみの参加になるだろう…と思っていた。しかし、身近な方との会話の中で「何か新しい作品が一つでもあれば」との考えに感化され、コミティア前最後の週末に直近で描いた落書きを本としてまとめた。

 結果的に何もないよりましになったが、本を出すなら締め切りより一週間は前に入稿するべきだと毎回反省している。


𝙏𝙊𝙆𝙔𝙊 𝘽𝙄𝙂𝙂𝙀𝙎𝙏 𝙎𝙄𝙂𝙃𝙏...
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当日・朝

 前回と同じ時間で行こうとして遅刻、前回と比べるとやや人のいる電車に乗って無事に会場に到着した。

 入場が開始してすぐ設営するとはいえ、島のど真ん中に配置されたのが初めてだったため設営が不安だったが、今までで一番スムーズ・コンパクトに設営できたと思う。わたしのスペースにはお品書きやポップ等がないため、慣れてくると不安になるほど短時間で設営が完了する。物が少ない方が忘れ物も少なく手数が少なくて済むが、見栄えについては再考の余地がある。

無配を切って作ったスペースナンバー
無配を切って作ったスペースナンバー

 ただ一つの忘れ物はスペースナンバーの表示だった。

 無料配布のポストカードの裏にスペースナンバー「Q60b」を書き出したまではいいが、なぜか「ハサミで切ったら面白いんじゃないか…?(黒いペンで書いた文字だと似合わない気がする)」と思い立ち、ハサミとカッター(厚紙を敷いて弱い力で少しずつ切った)を使って物理Q60bを作成した。ポスターの上部、青色のベタ部分に貼り付けることで、見やすく見栄えのいい表示の作成に成功した。今後はこのスタイルでもいいかもしれない。

 ポスターといえば、次回以降は素材を紙から布に切り替えたいと考えている。やはりポスターを安全に運ぶ入れ物は嵩張るため、テーブルクロスと一緒に折り畳んで持ち運びできる布のポスターの方が良い気がする。


当日・昼

 開始からしばらくして、おそらくサンプルで初めて拙作に触れたであろう方が『PHÉNOMÈTRE01』を手に取ってくださった。その後も、この会場で初めて『PHÉNOMÈTRE』に出会った方であろう方が数人いた。作者ですらジャンルがよくわかっていない本(好きな要素を混ぜ込み過ぎているため)を初見で求めてくださるというのは本当にありがたいことである。

 『額出し大図鑑』の方については、やはり「額出し」に興味を持たれることが多いようである。自分では気づけなかったが、意外とこのジャンルに特化すると強い個性になるのかもしれない。

 新作名刺は(店番を手伝ってくださった山川夜高さんのおかげで)多くの人の手に渡っていった。しかし、旧名刺の頒布時は通りがかりにも手に取っていく方がいたのを考えると、展示の仕方に問題があったのではないかとも思う。単純にデザインが甘かったのかもしれないが…なんにせよ、手に取ってくださった方々には好評だったため、一旦よしとしておく。全く関係ない話だが、旧名刺と新名刺を並べて見ると結構かわいいので、どちらも持っている方はぜひ実行していただきたい。

 昼をだいぶ過ぎてから、他サークルへの買い物に出た。今回は「わたくしこういう者です…」を必ず実行しようと意気込み、新しくなった名刺を配り回ることにした。今までは相互に知り合いでも名乗ることなく買い物を済ませて帰っていた。冷静に考えるとかなり失礼なのではないかと焦り、今回からは名乗ることにした。

 自己紹介として、X/Misskey designのプロフィール画面を見せることにしていたが、やはりアイコン+名前(ID)の名札が必要だと感じた。また、アイコンを最近変更したため少し混乱が生じた場面もあり、これは特に反省している。こういったことが起こらないようアイコンは固定のものにしたいのだが、いかんせんどれもしっくりこないのである。一番最初のものに戻すべきか…


当日・夜

 撤収作業というものが大体苦手である。散らかす方が得意なのはエントロピー増大の法則から言っても当然のことなのだ。両隣のスペースが空いたとはいえ、荷物を好き勝手広げるわけにもいかず、呻きつつもなんとか容量拡張したキャリーケースに押し込んだ。撤収作業中、現状と朝の設営のスムーズさとを比べながら、宇宙の熱的死に思いを巡らせていた。

 閉会後は山川さんと共に晩御飯のカレーを頂いた。思いのほかナンが美味しくて感動さえしたほどだった。

 わたしの悩みである「漫画を描くのに向いていない」ことについての会話の中で、「バンド・デシネ」という形式と再会することになった。5年ほど前に他のフォロワーから言及があったことは覚えているが、「絵がうまくてコマがデカい漫画なんだなあ」程度の浅い理解に留まっていた。

 正直、今でもバンド・デシネを描けるとは思わないが、漫画でも小説でもイラスト集でもない、ジャンル不明の形式を編み出す必要性が高まってきたように思える。今回のCOMITIAの新刊の制作中、落書きをIllustratorでレイアウトしているときが一番楽しく感じていた(ように思える)ため、レイアウトに凝った本が作れたら良いのかもしれない。



今後の予定

 次回は3月23日の第10回TAMAコミに参加する予定です。デコ出し大図鑑の新刊か、たぬき漫画の新刊か…また何か新刊が出せたらと思います。

 では、次は東京たま未来メッセで会いましょう。



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